”ジャズスタンダードを歌ってみたいっ!!”

そう思ったのはいつだったかな??と思い起こして、
時間の流れを目の当たりに感じつつ(時がたつのは早い・・・笑)
このタイトルで書き進めたいと思います。

準備編として

準備編として私なりにやってきたり周りの人がどうしているのか観察して
知ったことなどを分けて書いていきます。
そんなこととっくに知ってるわというベテラン様向きではありませんので、
あらかじめご承知おきくださいませ。

歌いたい曲が見つかったら、以下のことをまず準備・用意しましょう!!
(これはジャズに限らず必要な準備です。)
それぞれについて、ポイントや注意点を綴っていきます。

【準備すること】

① 歌いたい曲の音源を用意する
② 楽譜(できれば歌詞付き)の用意
③ 歌詞を「手書きで」書き出す
④ 知らない言葉フレーズを辞書で調べてメモをする
⑤ 訳せる人は訳してみる、またはどこかに日本語訳があればそれを書き写す。
⑥ 声に出して読む
⑦ keyの確認


・・・・・

① 歌いたい曲の音源を用意する

では、早速!!

歌いたいなと思うきっかけは
・どこかのライブでたまたま聞いた
・YouTubeなどで検索していたら見つけた
・コマーシャルや映画、ドラマでかかっていた

など、知るきっかけは様々です。

まずは耳にしたというボーカリストの音源を手に入れてみてください。

やりたいというきっかけになった音源は自分の感性を刺激する要素が詰まってますから、音源を入手して聴く、という姿勢は大切にしてくださいね。
その音源が以下に書いてあるものと条件が合わない時は、いつか挑戦するバージョンとして大切に聞いてください。


【ポイント】

そして、ここからがポイントなのですが、ポップス歌謡曲と違い、ジャズスタンダードはその1曲についてだけで様々なボーカリストや
ミュージシャンが演奏しているのがほとんど
です。
一流のアーティストが世の中で作品として発表しているので、参考にするにはかなり難しいことも多々あるのです。


初めてジャズスタンダードに挑戦するための参考音源として用意するポイントは以下の通りです。

・少なくとも1コーラス目はメロディーを「いじくりまわして歌っていない」ものを選ぶ
・テンポが難しいもの、速すぎる、ゆっくり過ぎるものは「いつかやるためのもの」として考えて「今は選ばない」

→お散歩で歩くくらいのテンポのもの(ミディアムスウィング)くらいのものを選びましょう。
・できることならば、外国の(普通に考えたらアメリカの)ボーカリストのものの他に、日本人のボーカリストのものも参考音源に加える

ジャズなんだし日本人のもの聞いてどうするの?と思うかもしれませんが、
今後出てくる発音や発声など日本人がぶつかるであろう課題について乗り越えるためのヒントになることもあります。

こちらもできれば用意することをお勧めします。


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② 楽譜(できれば歌詞付き)の用意

「楽譜、全然わかんないのですが・・・」という方は、とりあえず以下を読んで準備を「してみて」くださいね。

別の機会に書こうと思いますが、楽譜については、楽論がわからなくていいのでとりあえず探してみてください。
ジャズスタンダードを歌う際に必要なのは一段譜と呼ばれる楽譜です。

一段譜とは、ピアノやギターの伴奏フレーズが載っていないメロディーとコードが書いてあるものです。

ご自分の歌うキーではなくてよいので、まずはその楽曲の楽譜を探してください。
私が良く使う楽譜は以下のものです。
歌詞がついていて、コードももちろん(必須ですけど(笑))ついてます。


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ALL OF THE JAZZ STANDARD スタンダード・ジャズのすべて①および②

全音楽譜出版社
高島慶司 著
価格 4,968円

この楽譜集、①と②があり、かなりの数が入ってます。
実は、大学在学中のに買ったのを今も使用していて(笑)、B5版の大きさです。
アマゾンで新版として販売されてます。


女性ジャズボーカリストのためのスタンダードソングブック①∼

中央アート出版社
福井ともみ 著
価格 2,700円

こちらは、女性の方用のキーで書かれています。
女性の方はこちらをお持ちになっていると楽譜の転調の手間が省けるという意味ではオススメです。
楽曲数はスタンダード・ジャズのすべてには及ばないのですが、ポピュラーで取り組みやすい楽曲が入っています。


ジャズ・マスター・シリーズ はじめてのジャズ・ヴォーカル(CD2枚付き)

Rittor Music
富塚 章 著
価格 2,149円

こちらは、練習用のカラオケCD付きです。
キーがあってなければCDは使えませんが、女性キーに合わせた音源と楽譜になっています。
歌の勉強のためのポイントなども掲載されているので、ちょっとした悩みの解決の糸口が見つけられる参考書になる場合もあります。


ジャズ・スタンダード・バイブル FOR VOCAL ヴォーカリストのためのセッション定番123曲 CD付き

Rittor Music
納 浩一 著
価格 3,780円

こちらも練習用カラオケが入っています。
女性キーではないものが多いかなという印象ですが、とても見やすい楽譜です。

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123曲すべて歌詞付き!(※) ジャズ・セッションの定番『ジャズ・スタンダード・バイブル』シリーズに、ヴォーカリスト必携の1冊が登場。


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準備編として①と②について綴りました。
③以降はまた綴っていきますのでお待ちくださいませ~


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ジャズスタンダードを歌ってみたい 準備編2 はこちら↓↓↓



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ミニアルバム "Come Rain or Come Shine" 発売中

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