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ブログ暑中見舞

長年(?)、歌詞を覚えられないという方が多いなと思いまして、こんな記事にまとめてみました。
歌詞を覚えられない原因は「カラオケ」が浸透してるからかと思っています。
覚えてなくても歌えますもんね。
カラオケがダメというわけではありませんが、カラオケという文明の利器のおかげで人間の「覚える」という機能低下が起こっていると思っています。記憶力というのも年とともに衰えがちではありますが、手順を踏めば覚える時間に個人差はあっても覚えていけるものですよ。



まず、歌詞を覚えて歌う場合のメリットと歌詞を見ながら歌う場合のデメリットを再確認!

歌詞を覚えて歌うメリット

・歌詞を覚えて歌うと迷いなく歌っているので堂々として見える(当然)
・準備段階で覚えておけば、歌詞の言葉に合わせてどう表現したいか味付けができる。
バンドとのアンサンブルがしやすい

歌詞を見ながら歌うメリット

・人前で歌う場合はみっともない(かっこいい方がいいよね、ボーカリストって!!)
・リズムがいまいち合わない
・とりあえずメロディと歌詞だけ歌っているだけの表現が伴わない演奏になりがち

覚えていないとアンサンブルしにくいのです

上記のメリットとデメリットについて、太字アンダーラインのところについてちょっと突っ込みます。
歌詞を覚えていないと、どこかで詰まるという現象がおきますね。
それが怖いので譜面台に歌詞を置いておくということになるのです。
歌詞が飛んで演奏上で事故るのが怖いということですが、見ながら歌うがゆえに演奏している側も聴いている側もはすっきりしない演奏になりがちです。
個人差は生じますが、歌う人のリズムがゆれたり(送れたり速くなったり)するのです。
そうするとアンサンブルがしっくりこないということになります。
これを演奏ではなく人の動きで説明します。
一定のスピードでまっすぐ歩くという動作を、携帯電話の画面を見ながらやろうとしたらどうでしょうか?
一定のスピードでは歩けず必ず乱れるということが簡単に想像できませんか?
さらに、実際に携帯画面見て歩いてる人はいろんな意味で事故に巻き込まれやすいのは言うまでもないですね。
では、「譜面見ながら演奏している人たちはどうなのよ?」と言いたくなると思います。
伴奏ができる方々は一定の技術を持っています。
譜面のコード進行の流れなどのパターンはほぼ頭に入っている人がほとんどです。
ボーカリストが持ってくる譜面によってはアレンジの上でキメがかかれていたりすることもあるので、譜面が必要なことは必要です。
本当に優秀なミュージシャンはかなりの数のスタンダードを暗譜しています。
なぜかというと譜面見ながらだとスピード感やアンサンブルがかなりの微差ではありますが崩れがちになり、それが気持ち悪いのだそうです。ちょっとした微差の崩れも気持ち悪いと感じるということです。
その微差を感じる方だとボーカルのテンポがゆれたりすると「なんかちょっとな・・・」となるわけですね。
楽しくいい演奏を心がけるうえでは覚えることは何よりもメリットが高いのです。

では、歌詞を覚えるにはどうするか

ここからの人に寄るかもしれませんので一例と思ってください。
ただ、なかなか覚えられない人はちょっと試してみてください。
以下、歌詞の意味の確認やメロディの確認、発音練習などをざっくりでもやってある場合での手順です
特に、歌詞をいったん味わうという作業は抜かさない方が覚えやすいと思います。
また、歌の表現力のことは一旦ちょっと横に置いて、覚えることに集中してください

手順
①まず、一通りの歌詞を覚える時間として2時間ほどの時間を確保する
②覚えたい歌詞をその歌詞の構成に合わせてブロック分けする
③1ブロック目を何度も歌って読んで覚えます。当然ですが声に出してください。
④1ブロック目を歌詞や楽譜を見ずに歌ってみます。その時覚えられていたら次のブロックへ進んでOK。引っかかったり覚えていなければそのブロックをしっかり覚えるまで①繰り返す。
⑤2ブロック目を①と同様にしながら覚えていきます。
⑥2ブロックだけを歌詞を見ずに歌ってみます。歌えなかったら繰り返して覚えます。
⑦2ブロック目を覚えて歌えている場合は、1ブロック目と2ブロック目を続けて歌詞を見ずに歌ってみます。
⑧1,2ブロックを続けて歌えなかった場合、2ブロック分を何度も声を出して繰り返し覚えます。
⑨2ブロック続けて歌えたら3ブロック目を覚えます。覚えたら3ブロック目だけ歌詞を見ずに歌ってみます。
⑩3ブロック目が歌えたらq1ブロック目から3ブロック目まで歌詞を見ずに続けて歌ってみます。歌えなければできるまで覚えなおします。
⑪上記の繰り返しで1曲丸ごとをまずまとめて2時間ほどかけてしっかり繰り返して覚えたらさらに次の段階です。

いったんまとまった時間で覚える作業をしたら、こまめに歌う、音源を聴くを繰り返すことをしてください。
これは繰り返すと潜在意識に歌詞が入っていくからです。
歌詞を忘れてしまうのはこまめな繰り返しを怠っているからです
だいぶん前に「どうやっておぼえているの?」と聞かれてこの説明をしたら、「何度も繰り返さないと覚えられないのは私だけではなかったのか!!」と言われました(汗)。努力せずに覚えられると思われていたようです・・・😨

潜在意識に歌詞を入れる??

潜在意識に入れるって??
心理学の本なんかに出てくる潜在意識とか顕在意識。聞いたことありませんか?
普段自分が自覚している意識が顕在意識。それは氷山の一角と言われています。
潜在意識は表面に出ていない意識「無意識」とも言われています。
(色々な本にその特徴や理論は書かれているのでご興味ある方はそういった本を読んでみてください。)
この無意識に入れるためには「繰り返す」という作業が必要です。
繰り返して潜在意識に入って行くのです。
その繰り返すという行動は「顕在意識」がつかさどっています。

ちなみに、テレビドラマの主題歌とか番組のテーマソングとかが毎週またはほぼ毎日流れたら、いつの間にか歌詞とメロディを覚えていたなんてことありませんか?
これは番組で定期的に聴いたり、ヒットしているがゆえにラジオや巷の優先でも頻繁に曲がながれるので、自然に聴くことを繰り返しているからです。
覚えるという作業、テレビ番組みたいに自動的に楽しい感じでできればベストです!!
だから、覚える曲は本当に好きな曲だと覚えやすいということですね。

本番で覚えているのは当たり前、当然リハやレッスンを受ける段階ですでに覚えておけば大変お得です!

リハーサルの段階で覚えていれば、より良い演奏について追及しやすいのは言うまでもありません。
レッスンを受けられている場合、課題の曲をなるべく早く覚えた方が、そのレッスン内容は充実していきます。
覚えるということにデメリットはないのです。

余談ですが・・・

歌詞は覚えておくのは当たり前と言いつつ、かつて体調不良が続き一度だけ恥ずかしながら歌詞メモを置いたことがあります。
アンサンブルが壊れるということはなかったものの、歌詞を置いておくという時点で「不安がある」という姿勢を見せているようなもの。
やっぱり置いておくようなことしたくないするもんじゃないと肝に銘じました。
突然のリクエストにこたえなければならなくなった場合(久しぶりに歌う曲とか)以外は、見ながら歌うのはしない方がやっぱりよいです。
あと、とあるミュージシャンから「ベテランの人なのに歌詞を堂々と置いて歌ってる人もいるし、もうちょっと気楽にやったらどうですか?」とも言われました(笑)。
「あ!お仕事じゃなくって遊んでるんならそれでいいんじゃないですか?」という言葉を言い忘れるほど驚いたのでした…。


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