今日は曲順を考えるときに使うと便利なものをご紹介
それは、とてもおなじみの付箋です!!
私は付箋がなぜか好きなんですが(なぜか自分の身体に張り付けてあることがたまにある・・・)、曲順を検討する時に便利な使い方ができることを最近知ったのです(笑)。
付箋にどのような情報を入れて利用するか、その情報を入れる必要がどうしてあるのかをメモメモっとしておきます。



曲順決めで必要な情報とは?【曲順決めで書き出しておくと便利な3つの情報】

曲順を決めるときに何か情報がいるの??と思う方もいるかもしれません。
曲順を決めるときは自分でその「情報」が頭の中にあるので、わざわざ書き出さなくてもいいと思う方もいるかもしれません。
ただ、順番を考えるときに見える化しておくと便利だなと思うことが3つありますので頭の片隅にちょっと置いていただければと思います。

その楽曲を歌う時の自分のkey

曲順に、なぜkeyが必要なのか?演奏の時にバンドの人が解ってればいいんじゃない?と考えるかもしれません。
実は、2曲、3曲続けておなじkey が続くと、聞いてくださるお客様がジャズのことやジャズに限らず自分があまり知らないジャンルの楽曲を聴いているときに、同じ曲が続いているような錯覚に陥りがちになるのです。
特に、ジャズはバンドのメンバーがソロを取りますね。
ソロはその楽曲のテーマを弾いたり吹いたりするわけではないため、同じような曲に聞こえがちになることも出てしまいます。
聞き手が音楽家でなくとも、key が違うと感覚的に違う曲または雰囲気が違う曲と認識できるのかなと思います。
1曲の演奏の途中に転調して半音上がったりするとサウンドの雰囲気が変わりますよね。
それを1曲中ではなくて、1曲ごとにkeyが重ならないようにして、少々でも雰囲気を変える方がよいのです。
楽曲名だけで順番を考えるとkey重なりが出てきてしまうこともあります。
曲が違うんだから大丈夫という考えもありますが、私はkeyが重ならないように考えるときに必要な情報だと思っています。
ちなみに、keyがCとAmが続くのは、メジャーキーとマイナーキーなので重なってもよいかと思います(嫌っていうミュージシャンもいます)。

だいぶん前に、あるバンドさんのコンサートのお手伝いを頼まれました。その時ついでに知っている人にこんなコンサートがあるよとご案内したら来てくださった方がいました。
その方が言っていた言葉が・・・・
「全部おんなじ曲に聞こえる」でした。
これはkeyが同じということが原因ではなかったのですが、ジャズに詳しくない人が演奏を聴いたとき、特にアドリブを取るとそうなって聞こえてしまうことがあるようです。これに加えてkeyが同じだったら聴き手の耳が飽きてきてしまいますね。

その曲をどんなbeat、拍子、etc…で歌うのか

ジャズスタンダードだと4beatで歌わなければならないと決まっているわけではありません。
bossa novaにしたり16beatにしたり、通常4拍子の曲をジャズワルツにする場合、曲の途中から拍子やbeatを変える場合もあります。
同じkeyが続くのと同様に同じbeatが続きすぎるのも聴き手が飽きてしまいます。伴奏するミュージシャンもそうです(笑)。
この曲は絶対にこのbeatでやりたいというのが決まっている場合と変えていい場合もあると思います。
とりあえず決めておいて、曲目を並べたときに同じbeatが続かないように並べなおすとか、beatの変更をするかどうかなど検討する目安になるので情報として書き出しておきましょう。

どのくらいのテンポでうたうのか

テンポも同じくらいのものが続くとだれてきてしまいますね。
並べてみて、ステージ全体に変化が出るようにプログラムを組むためには必要な情報です。
順番を優先したい場合、テンポをいつもは♩=160くらいで歌ってるけれど今回は♩=120くらいでやってみようか等、ちょっとした変更を検討をする材料になります。

ノートやメモ帳に書いても良いけれど…

ノート類に上記の情報を書いて順番を考えると、まず書いた順番にkeyの重なりが出たり、イメージと違うなと思うところが出てきます。
必ず出ます!
ですので、ノート上に書いたメモがぐちゃぐちゃになるわ、もう一度一から書かないといけないなど面倒なことが目白押しです(苦笑)。
(散々、面倒なことを繰り返してきた人のセリフ・・・)

付箋を活用しよう!!

付箋ならば順番を並べ替えることができますね!
簡単にいろいろな曲順のパターンが作れます。

付箋に書く情報は4つ
①曲名
②key
③beat
④tempo

これを下の写真↓のように書いたら見やすいでしょう。




サイズはお好きなものでよいですが、なるべく太め&長めのものがよいですね。
上記写真の付箋は 75mm×25mmのものを使用しています。

並べて見える化するとアイデアも生まれるかもしれない

tempoを変えてみようとかbeatを変えてみようとか、1曲中に転調を加えてみようとか、その時にやるライブではやらなくてもいつか使えるアイデアが生まれてくるかもしれません。
曲は、無限にたくさんあるけれど一度のライブでできる曲数は限られます、また、レパートリーの広さも人によって違います。ですから限られる中でどんな変化をつけて聴き手に楽しんでいただけるかを考えるのは、苦しいような楽しいような作業です。
その作業をできるだけ快適に進めるためのアイデアをご紹介しました。
(もうとっくにやっている人はいると思うけど(笑)、紹介するほどじゃないんじゃないって言わないでぇ~)

普通に文房具屋さんで売ってはいますが、以下、購入できる商品を貼り付けておきますね。
サイズは75mm×25mmです。


ポストイット 付箋 ふせん マルチカラー 75×25mm 30枚×10パッド 500MC

価格 343円
サイズ: 75mm×25mm

曲順を考えるときのちょっとしたアイデアでした。
自分が主になって曲順を決めてよいときにやってみてくださいね!!

そういえば、最近の付箋には上手なはがし方の説明が載ってるのですね😁↓



区切り線1

ミニアルバム "Come Rain or Come Shine" 発売中

Links