なぜ鞄の写真が出てるんだろう?と思ってこの記事を読んでいただいてる方もおられるかと思います🤣
このままお読みいただければ幸いです。

高い音域信者になれとは申しませんが、1曲の中の見せ場(聴かせどころ)のフレーズに高音域が含まれるのは、よくあるというか普通のことです。
その部分を気持ちよく、力みなく歌うためのトレーニングが今日のテーマです。
高音域の声を出すためのトレーニングは世の中に様々あって、その中のちょっとしたトレーニングの一つとしてお考えいただければと思います。

高い音のフレーズを歌う時やその前に構えていませんか?

構えると力が入りますよね😅
問題の高音域部分の前に、すでに力が入ってると思われます。
そうはいっても力を抜く難しい。
それと、力を抜けと言われても本当にすべて力を抜くわけではないので、まずどこの力を抜くのか明確にしましょう。

力を抜くところ
・首・肩→・ひざやひじなどの関節
➡それぞれの関節を回したりストレッチをしましょう(歌う前に軽いストレッチは必ずやりましょう)
・顔(特に目の周り、眉とか)
➡もちろん表情筋も使って歌うのですが、目の周りなどが力が入っているのはいただけないので、いったん顔のそれぞれのパーツを真ん中に集めるようにギュッと力を入れて緩めるというストレッチを数回やっておきましょう。(顔が温かくなったらOK)

逆に力を抜いてはいけないところ
丹田➡お尻の穴の奥をキュッと絞める。ぎゅうぎゅうに力を入れるというよりも引き締めるという感覚です。
   ここで支えないとうまく身体が使えないのです。

身体をニュートラルな状態にするために緩めるところと引き締めるところがあるということを確認しましょう。
また、無意識に力が入っているところがないか、よーく自分を観察してみましょう(これが難しい・・・)。
私は、自分の目の周辺に力が入ってしまっていたことに気づいたとき、驚いたからね。それくらい無意識に力は言ってるところって意外なところにあったりします。

重心を整える

重心を整えるってどうするんだよ😒と思うでしょう?
以前の記事でも書いたのですが、この記事でもご紹介します。
それは、つま先立ちしてからかかとをおろすという動作を数回繰り返す
これだけでもやってみると身体の使い方が結構変わると思います。
これをやった後に重い荷物を持ち上げやすくなるんです。
身体を正しい重心で支えて使えるようになります。

高音域フレーズの練習時に荷物を入れて重くなったかばんを持ちながら歌ってみよう!

なんだそれっ?って思うでしょう?
鞄じゃなくても2リットルのペットボトル日本ほどエコバッグに入れたものでもよいです。
鞄を両手で前にもって、その問題の高音域にフレーズを歌ってみてください。
レッスンさせていただいた生徒さんにやっていただいて、これでポンと高音域を歌えてしまうことが結構ありました。

そしてここからが重要😀
①鞄をもって歌ったときに身体のどこの筋肉に負荷がかかった感じがしましたか?
 そのあたりを確認しながら、何度か同じフレーズを歌ってみてください。
 鞄を持っているときの方が、息もしっかり吐けるのではないでしょうか。

②鞄を持って歌うことと、鞄なしで歌うことを交互に繰り返す。
 鞄を持たないときに持ってる時と同じ感じで身体を使えるように。
(まさかステージでカバンをもって歌うわけにいきませんからねぇ~😂
 高音域だけでなくどこのフレーズでも同じような身体の使い方ができればベストです。

もちろん鞄を持った時に持ち上げるという力が入ってしまいます。
ただ、持ち上げるときに身体を支えているのが「丹田」「重心」なのです。
力抜いて!だとか、重心を下に!だとかだけ言われてもピンとこないですよね?
実際にどこで支えるか実感を持つトレーニングです。

まとめ

①無駄な力が入っているところを自覚すること
②無駄な力が入っている部分をあえてギュッと力を入れてパッと抜くということを繰り返して脱力すること
③力を抜いてはいけないところはどこか確認すること。その部分に力を入れるのではなくてそこで「支える」という意識を持つこと
④ちょっと重い鞄を持って歌ってみた時の身体の使い方を確認・自覚すること。
⑤鞄を持ちながらと鞄を持たずに歌うことを順番に繰り返し、鞄なしでも高音域のフレーズが歌えるように身体の使い方を確認すること。

このトレーニングで、ある生徒さんが高音域のサビのフレーズを以前より楽に歌えるようになりました。
私の鞄を持ってやっていただいたのですが、どうやら本当に鞄が重かったらしく、「先生の鞄、重いですね。どうしてこんなに重いんですか?」と言われて😨、理由は答えられなかったのでした・・・・😅

👇それが問題の鞄・・・



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