コロナ禍でまだまだ満足に歌う機会もありませんが、
今日は、リハーサルの際のマスク着用をテーマにして
どんなマスクを着用したらいいのか検証してみたことを書きます。

ステージ本番中は、ボーカルはマスク着用が出来ませんが、
リハーサル時では、一緒にいるメンバーやその場所を提供してくれた方へ
最低限の配慮は必要となります。
この記事で言うリハーサルとは、本番直前の音響チェックを含めたものではなく
本番へ向けての事前のリハーサル日のこととしてお読みください。
(本番直前のリハーサルはマスク着用で音響チェックしてはいけないからです…当然ですが・・・)

なお、各マスクの使用感は私個人の感想です。
そして、歌う用のマスクが制作販売されていますが、持っていらっしゃる方はそれをお使いください。
持っていない方は、リハーサル時に使うマスクを選ぶ際に参考程度にご覧いただけますと幸いです。

マスクをつけたまま歌うってどんな感じ?

マスク付けたままで歌うってどんな感じでしょう?
息苦しいのか?というのがまず気になるところですが、
他にも気になるポイントを検証していきますね。

この記事で使うマスク
・不織布マスク
 不織布マスクはそのままの状態と立体的に折った形の2種類で検証します。
・スポーツ用(ジョギング用)マスク
・クリアマスク



また、マスク以前に今後感染等の予防しながらのリハーサルのために用意していただきたいものもご紹介します。
リハーサル時に持参したほうがよいもの
・自分のマイクとあればシールド
 人様の音響機材に付随しているマイクを借りるのは今後控えないといけないかもしれませんね~
 荷物が増える・・・😓
・マイクカバー(自分のマイクが使えない場合など)
 マイク持ってない人にもとりあえず持っていたら便利。
 リハーサルの場所によってはそこのマイクしか使えない場合に。
 使い捨てなので衛生的ですね。



不織布マスク そのまま使う場合

特にマスクに手を加えずに使用した写真のような状態ですね。
(写真はおどけてますが、許してね・・・)



1)口元の感触 歌うと唇とマスク間の摩擦が生じて、くすぐったい。
        歌っているとだんだんマスクがずれてくる

2)呼吸    マスクをして普段しゃべっている時とはあまり変わらないが、
        歌う際にしっかりとブレスをとるには少し苦しい

3)マイク使用の際の声の感じ スピーカーから出る声は少しだけこもった感じがする

4)マイクなしの場合 話す程度ではそれほど問題ないが、楽器の音が鳴っているときに
           マイクなしで歌うのは、声が少々こもっていて聞こえにくい。

不織布マスク 立体型に折って使う

写真の番号順に作成します。
①マスクの表裏を確認(シールがついているのが表)
②表を内側にして半分に折り、ひもを根元で結ぶ
③表にひっくり返す
④ひっくりかえしたら、ワイヤーの中央部分を曲げる(鼻の当たる部分)
⑤④のままだと左右にひだが飛び出るのでひだを内側に折り込む
⑥織り込んだ内側の部分にひだが来るように整える。
 ほっとくとひだがまた外側に飛び出るので気になるならホッチキスで止める



そして、つけると以下の写真のようになります。
(ドナルドダックみたいって言われたことがあります・・・)



1)口元の感触 唇と不織布が触れないので摩擦が生じることもなくはっきりと発音発声がしやすい。
        ただし、マスクのふちがしっかりと顔に固定され密着するので、マスクのずれがあまりない反面
        表情筋を動かしづらい

2)呼吸    マスクなしの時の呼吸に近い。不織布が唇や鼻に触れないので呼吸が取りやすい

3)マイク使用の際の声の感じ 少しこもるが、発声の際に不織布が唇に触れないため声や言葉を
               思いの外しっかり出せるのでそのままの時よりは聞こえやすい。

4)マイクなしの場合  そのまま使う時と同様

スポーツ用マスク 

以下の写真のようなマスクです。
(黒っぽいつばのある帽子をかぶったらダースベーダーみたいになりそう・・・)



1)口元の感触 声を出す際、唇にマスクの布が触れないので、口や表情筋の動きを邪魔しない

2)呼吸 呼吸する際に布が一緒に吸い込まれかえってブレスがとりにくい
     少し顎を引いてブレスをするとその現象を多少抑えられる


3)マイク使用の際の声の感じ マイクがとてもよく声をひろう。マスクを着けていない時と変わらない。

4)マイクなし 布が声の邪魔をあまりしないので、まあまあ聞こえやすい
        グループでアカペラで歌う際にはよい

クリアマスク(またはフェイスシールド)



飲食店などで使われてるようなマスクです。

1)口元の感触 唇の動きがじゃまされることはないがシールドを支えるあご部分の部品のホールド感は強いので
        長時間の使用には向いていない。 歌っていると痛くなる。

2)呼吸   呼吸の邪魔は全くない。ブレスは取りやすい。

3)マイク使用の際の声の感じ マイクは声を拾うがシールドが邪魔をしてスピーカーから出る音はとても小さい。

4)マイクなし シールドに声がぶつかり相手に届きにくいのでリハーサルでの使用に不向き。

新しいリハーサルのマナー

各種のマスクについて使い勝手や声の通りについてまとめましたが、いかがでしたか?
歌えるマスクはいろいろ開発中なのかと思います。
すぐ手に入らない場合もあるので、代わりとして少し参考になればうれしいです。
新しいマナーでの音楽活動は始まったばかり。
様々な面でまだまだ模索は続きますね・・・・

下記は、声の通りが一番良かった結果が出たスポーツ用マスクです。
あくまで歌う際には、顎を引いてないと布を吸い込んでしまいますが・・・よろしければ参考に。


AthleX フェイスカバー ランニングマスク 息苦しくない UVカット 冷感 夏用 耳掛型 男女兼用 (ミストブルー, 立体F)

価格 ¥1,598

マイクカバーのご紹介も載せておきます~
これはあった方がよいかもしれないです。


100個入り雑音防止マイクカバー マイクロフォンカバー マイクスポンジ 抗菌マイクカバー

価格 ¥980
やわらかい不織布素材。
100×マイクカバー。
唾からマイクを保護します。
息の音や、密度を計算された厚手のスポンジが、パ音、バ音の際にノイズが入ることを防ぎます。
レストラン、ビジネス、ホテル、クラブ、結婚式やイベントには最適です。


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