マスク生活で受ける影響 身体の感覚をより研ぎ澄まそう

毎日マスクの在庫を心配しなければならない今日この頃です・・・
さて、マスク生活が本格化してしばらくして気づいたのですが、
マスクしていると、基本無口になりやすく、顔が半分以上おおわれている感じで、
口も頬も固定されていて、ある種の顔の運動不足になりがちではないでしょうか?
しかも、今は特に必要以上の他人との接触は控えなければならないので、なお
おしゃべりする機会も奪われてさみしい限りです。
いえいえ、今日取り上げる問題はさみしさではなくて、
歌うときに使うお顔の筋肉についてです!!

ボーカルは身体を使って歌っている 
【歌う時に使う筋肉を意識していますか?】

歌う時に使う筋肉・・・・
細かく意識するのって少し時間・経験・想像力が必要になるなと思います。
(なお、もともとアスリートさんとかダンサーさんは何かの動作をするときに
どこの筋肉を使っているかというのはかなり鋭く感じ取られるようです。)
そこで本日は目に見えやすい表情筋にフォーカスします。

マスクをすると表情筋を使わなくなっている?!



もともと顔の表情が豊かな方でも最近の傾向ではマスクは外せないし
顔全体を押さえられている感じがして、顔の筋肉・表情筋がある意味運動不足
になっているのではないかなと思っています。
私自身も食事などの際にマスクを外すと口周りや頬の筋肉がこわばっている感じがします。

私のレッスンでは、発声練習の前に身体全体のストレッチとともに
顔のストレッチもやるときがあります。
ただ、口をかなり動かすため、ちょっと変顔になるので(笑)、女性の方はレッスン中という人前で顔のストレッチをするのに抵抗をもつのがほとんど。
ですので、最初のレッスンでやり方をお伝えして、自宅でご自身でやっていただくようにしています。
また、発声練習の時に「笑ってくださ~い」とお声がけすることもあります。

なぜ発声練習や歌う際に笑った顔がよいのか実験!

頬の筋肉を上に引き上げると上あごも引きあがるので、よりのどの奥の空間が広がります。
息の通り道(声の通り道)が広がるので声のとおりや響きがよくなるのです!!

では、実験!!
①鏡を用意しましょう
②鏡を見ながら、いつもやっているように(音程や音の高さは自由)「あ~」と言ってみましょう。その時の声のボリューム、息の量、響きや声のとおりをよく覚えておいてください。
③次に、上の絵のスマイルちゃんの口元よりももう2,3ミリ口角を上げて笑ってみましょう!
④そのまま「あ」の口を作ります。
⑤その口の形のまま先ほどと同じボリューム・息の量で「あ~」と言ってみましょう
⑥最初にやってみた「あ~」よりも声が明るくひびきませんか?またよりよく聞こえやすい声になっていませんか??

このやり方は、レッスンでもお伝えしていますが、身体のちょっとした使い方で響きが変わることに気づいていただくワークの一つです。
(グループレッスンの際にはかなり反応がよかったワークです)
歌について初心者の方でもこの違いは分かっていただけることがほどんどです。
(ご本人に風邪やアレルギー症状がある時はわかりづらいかも・・・)

歌う前にまたはお風呂で顔のストレッチ

いきなり笑えって言われてもね~と感じる方
顔の筋肉が固まってるのでは??!
ちょっとしたストレッチを練習前やお風呂などでやってみてくださいね。
出来れば鏡の前で、誰もいないところで(謎笑)

①顔のパーツを真ん中に集めるように口や目をぎゅっと締める
(まるで自分が梅干しになったような気持ちで。またはとてもすっぱいものを食べたときにする表情)
②次に、一気に「うわぁっ」と言って、締めていた顔の筋肉を開放するように、口と目を大きく見開く
③また①に戻る
④今度は「うぃ~」と口角を横にできるだけ引っ張り、目を見開く
⑤また①にもどる
⑥次は、「うぉ~」と口を盾に広げ目を開く

①~⑥を3回もやれば十分ですよ
それぞれの動き(締めるのも広げるのも)をするときに、顔の筋肉のどこに刺激があるか意識して感じてみてくださいね!!

毎日の習慣にしてみませんか? 【表情筋のトレーニングのすすめ】

下記の本は、歌用のストレッチではありませんが、顔の筋肉を一つ一つ意識することもできるし、美容にもよくて一石二鳥!!
といいますか、歌うこと自体、表情筋の柔軟さや運動機能維持にとてもいいのです!!
ちょっとしたトレーニングの一環で取り入れてはいかがでしょう?


たるみが消える! 顔ダンス

内容(「BOOK」データベースより)
10歳若見え!若顔が一生続くいちばん簡単な方法、教えます!
著者について
たるみ改善コンサルタント。
ライブドアブログランキング「スキンケア部門」1位の人気ブログ
『たるみを解消して顔も体も10歳若返る★女磨き塾』塾長。
自身の顔を実験台に、さまざまな美容術を実践、検証を重ね、
編み出した「たるみ改善プログラム」の提唱者。
今回、そのメソッドをバージョンアップし、超実践版として本書を上梓。
「自力でたるみを解消して10歳若返る」というミッションを遂行すべく、
「加藤ひとみ」名でも全国でセミナー活動を展開中。
今回、そのメソッドをバージョンアップし、超実践版として本書を上梓。
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というわけで、歌う身体の使い方「顔編」でした!!


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