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コロナ禍でジャムセッションがなかなか難しいご時世になってしまいました(2021.5.24現在の記事です)。
早くセッションやライブが心配なく出来る日が来るのを心待ちにしているところ、セッションで言わない方がいい表現について書いてみます。
いろんな方が色々とこの表現はちょっと…ということはいっぱいあると思いますが、その一部と思ってくださいませ。

「普通で」

私がjazzに興味を持ち始めたころ、若手のミュージシャンやボーカルの人にこれは聴いておいてほしいという音源を貸してくださったり、セッションで最低限必要なことを解説してくださるとっても親切なベーシストさんが、教えてくださった注意点の一つです。
「テンポは?」と聞かれて「普通で」と答えるとどうなるか・・・?という話をしてくださいました。
「普通で」と答えられた伴奏者は超ハイスピードのテンポでイントロをはじめ、そのボーカルさんが一つも歌えなかったという極端な例を教えてくださいました。(ちょっと意地悪な例ですね(苦笑))
テンポの「普通」って人によりいろいろ違うのです。聴いている音源も違うし、聴いている音源の量も違います。「普通」というカテゴリーはとてつもなく広くなってしまいます。
実際に軽く歌いながらで良いので必ずtempoを出しましょう。

「適当にイントロをつけてください」「適当に終わってください」

こういう表現は絶対ダメではないのですが、セッションの場合、「えっ!?どうしたらよいの?」と思う人が必ず出てきます。
講師をやっているレベルの方ばかりならばなんとかしてくれることはありますが、そういった腕の持ち主がセッションに遊びに頻繁に訪れてくれるのか?というと、そうもいかないことが多いかと思います。
そうすると、「適当」ってどんなだ?!ということになるわけです。
明確さを持たせるために、例えば、「イントロは8小節でお願いします」「エンディングは最後の4小節のフレーズを3回繰り返して終わります」という表現をして伝えましょう。

一緒に演奏した後に「すごくよかったです」

相手の受け取り方によりますが、受け取り方によってはとても上から言われているように感じますね。
(言ってる方がそのつもりがなくてもです)
「すごく楽しく歌えました」「すごく気持ちよく歌えました」の後に「ありがとうございます」「またご一緒させてください」と付け加えるなどしましょう。
セッションではありませんが、都会でご活躍のあるミュージシャンが新人ボーカルに言われてムッとした言葉だと聞いたことがあります。
「よかった」=「よくできました」なわけです。
先生とか先輩とかがいう表現ですね。
言葉が足りないとか表現の仕方を知らないだけなんですが、自分が意図してこと言ったことと違う意味にとられる表現をしないようにしましょう。
まあ、言葉の気遣いそして表現とは難しいものです・・・

「4beatはできるのですが、ボサノバや8beatはできないのです」

「できる」という表現、うっかり使いそうですが使わない方が無難でしょう。

セッションではないですが、私はこんな失敗があります。
ある時、大御所の先生にレッスンのお願いをした時のことです。

先生「コンサートで何曲歌うの?」
私「6曲歌います」
先生「あら、そんなにたくさん歌えるの?」
私「はい、歌えます」


この「歌えます」という表現がよくなかったのです(汗)。
レッスン、お断りされました(苦笑)
あとで別の先輩からめっちゃ怒られましたよ(笑)

「~できる」という表現は、特に目上のミュージシャンやボーカリストの前で使うのはやめましょう。
「歌う」ということがどれだけ大変かつ難しいか、「4beatを演奏すること」がどれだけ難しいか、真剣に向き合っている人は本当に腹を立てる言葉です。
あと、4beatはできるけどボサノバや8beat、つまりeven(4beatみたいに弾んでいない)と呼ばれるbeatはできないというのは本来あり得ない、つまり、どのbeatもできていないということなんですよ・・・
この解説は別記事ですることにして、「できる」という表現は極力使わないようにした方がよいですね。


区切り線2

今回は、自分がやってしまった失敗や人から教えていただいた話からの一部のNG例をご紹介しました。
セッション初心者も経験者も気持ちよく参加できるちょっとした気遣いの参考にしていただければと思います。

あ~、早くライブやセッションが気兼ねなくできる日が来ないかしら・・・


区切り線1

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