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ふっと思い出したことがあったので、書き留めておこうと思います。
数年前、関東在住のvocalist友達のライブに遊びに行き、1曲歌わせていた時のことです。
ご一緒したベーシストの方が演奏後に即座に話かけてこられ、言われたのが、「君、楽器を勉強していたでしょ?」という言葉でした。
「高校時代にポピュラーピアノと社会人になってからパーカッションを2年ほど習っていました。」と言ったら、やっぱりね😉という顔をされました。
ちょっとだけ習っていたという程度でしたが😅、確かに勉強はしていたので、歌を聞いただけでそこまでわかるんだと驚いたことがあります。
そして、歌をよく聞いてくださっているんだなとうれしくも思いました。
そこで今日は、
Vocalistは楽器を勉強すべきか?
ということについて書きたいと思います。
(たかが高校時代と社会人になってからちょっと習っただけのくせに!と思われる方は、ぜひここで読むのはおやめくださいね。長文になります。)😆

先に答えをいうとYES!!(だけど、覚悟が必要!)

はい、これで終了というわけにいきません😆

何を勉強したらよいか、実際に勉強を始めるなら何を選ぶのか、どういうことに注意するべきかをお伝えしたいと思います。
また、やるからにはどうしてもそのための時間、労力、費用がかかります。
なので、ちょっとだけやっておいしいところだけ取り入れるという考え方では、事実上難しいことも出てくるということを念頭にした方がよいです。
検討されている方には参考にしていただけたらと思います。

伴奏をするミュージシャンの多くがVocalistに望んでいることです

見出しのように思っているならば、そう言ってくれればいいのに…と思う方もいるでしょう。
言わないのは、ボーカルを含めどの楽器をするにしてもまず音を出せるようになるまでに時間と労力をかなり要するからです。

それでも楽器の経験は必要だと考える理由は、
①自分がリズムを出す、刻むということを体感してほしい
②楽論(楽譜の書き方や、コードに対しての音使い)を理解してほしい
大きい理由はこの二つかなと思います。
(ほかにもいっぱいあるとは思いますが…)

自分でリズムを出す、刻むことって?

①の自分でリズムを出す、刻むことが必要な理由って何でしょう?

例えば、カラオケが途中で部分的に急にテンポが遅くなったり、速くなったりしたらどう思います?(まあ、実際にはありえないんですが、あったら不良品カラオケですね)
当然ですが、歌いにくくなりますよね?
または、その感覚が気持ち悪いとなります。
それをボーカルがやっていることがあるということ。
えっ!?どういうこと??と思った方、例えばどんな時かというと、
簡単に、「1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)、4(ふぉー)」と拍を感じながら歌うのは何とかなっていても、1拍の中の細かい音例えば8beat(8分音符)、16beat(16分音符)の音の長さが正確ではない、つまりあいまいな音の長さになっているということです。
このbeatの刻み方がうまくないと、乗れないし周りも合わせづらいということになってしまうということ。
しかも、beatを正確に刻めたらば1拍の音の長さも必然的に正確になるというわけです。
拍を感じていてもその拍の長さは正しくないということが多々あるというわけですね。

「1,2,3,4ってリズム取るな👹」ってかつて叱られたけど😵
まあ、beatを現場だけで身に着けるというのはかなり大変なことになるわけです。
(現場でbeatの違いを感じ取るということは「必要な経験」ですけどね)

楽論を理解してほしいとは?

例えば、あるボーカリストの歌っている曲を自分も歌いたいといって、その楽曲の楽譜をもってセッションに行って歌うとします。
その楽譜が、いわゆる黒本に載っているコード進行になっているとして、その楽譜で歌う時に、お手本にしているボーカリストのフェイクしたフレーズ(既存のメロディラインを
かっこよく変えたフレーズ)と同じように歌っ他場合に、その楽譜のコードと和音が合わなかったり、楽論的におかしいと感じる場合もあるからです。
だからと言って、お手本の音源のコード進行耳コピなどしてそのまま持って行ったところで、セッションや打ち合わせがあまりできないライブに持っていくと、伴奏する方がちょ
っとだけ迷惑なんだなと🤔思います。
こういう失敗はよくあるのです。
また、わかるようになるまでに結構な努力と根気が必要ではあります。
なので、本当はピアニストやギタリストさんにこんな音使いで歌いたいけど、このコードでよいのか?という「お伺い」を立てるのは(または「相談」とも言う…)良いことだと
思います。
また、そういったことが学べるのは、ピアノベース、ギター、管楽器などメロディをとる楽器です。
単純に考えたら、それらのうちから選べば良いのかということになりますが、そうはいかないのが難しいところなのです。

どの楽器を選んでも音を出すことができないとなかなか先に進めない

音を出すって、弾けば音出るし・・・と思うのは、残念ながら大変甘い考えなんです。
ミュージシャンもボーカリストも皆、良い音、良い声を常に目指しています。
やみくもに音を出しているのではないのです。

私がパーカッションのレッスンを受けていたことのこと。
たくさんのフレーズはやらずに延々と8分音符をずっと叩くというのが最初の方のレッスンでした。
誰がレッスンを受けるとしても、みんなが一番最初にそれを必ずやるのですが、その時に「しっかり上から手を振り落としてしっかり音を出して!!」と先生から要求されました。
そのやり方で「鳴る音」が出せる人となかなか出せない人がいるのですが、当時先生曰く「鳴る音が出せないと、8beatをきちんとした音の長さでたたいてもリズムが聞こえてこないんだよ!」とおっしゃっておりました。
私は運よくボンゴという楽器と自分の手の相性が合っていたのか、「音を鳴らす」ということは1回目のレッスンである程度OKをいただいてましたが、私より3か月ほど先に始めていた他の生徒さんのレッスンを見せていただきその生徒さんが帰った後、「まつあや、これが普通なんだよ。なかなか音を出すというところが最初にぶつかる大変なところなんだ。でも音を鳴らせないと何をどうやってもbeatが出せないんだよね。だから次のこと(いろんなフレーズで叩くこと)へ進めないの。」と言われたのを印象的に覚えています。

それって・・・vocalも一緒だよなぁ・・・と思ったのでした。

そして、ピアノやベース、ギターでも音を鳴らすために正しい指使いフォームができるように身体が動かす練習をひたすらやります。
ジャズピアノのレッスンに行ってみた際、コードをリズムマシーンに合わせて弾くという練習やら、基本的なコード進行(Ⅱ-Ⅴ)とかを超ゆっくりのテンポで12keyで延々と練習するとかをやるんですけど、指がうまく使えないと和音も音がぐちゃってなるんですよ(笑)!!

それって、vocalも一緒だよなぁ・・・とまたまた思うのでした😝

何を勉強するのかでどんな楽器を選ぶか?

さて、vocalでも声を鳴らすことができないとリズムなど到底出せるわけでもないし、一定の音でコントロールして声が出せなければ、そりゃ強弱だってコントロールして出せません。
そこがわかったうえで(つまり、歌の勉強自体も大変でほかの楽器も同じく大変ですよということが分かったうえで)、それでも楽器を勉強してみようということにした時、何を選ぶのかというのが大変重要なことです。

単純に分けますと、以下のようになります。
①リズムに乗ることそのものを勉強したい、身に着けたいという方はパーカッションまたはドラム
②楽論をやりたいという方はピアノ(ピアノの演奏というよりピアノを使用しながらの音楽理論のレッスン)
(ギターやベース、管楽器などはもし過去に経験があるならばそれをお選びになってもよいですが、鍵盤楽器で考えるのが基本かなと思います。)

レッスンに通うべきなのか?

「人に習うな」という人もいます。
でも初めてやってみるとか、ちょっとだけやったことあるけどほとんどわかんないという人は習った方がよいかと思います。
なぜなら遠回りになりすぎるからです。
「習うな」と言われるのは、レッスンを受けただけでできるようになった、やった気がして満足してしまう人が多々いるからです。
独学だと根性を使っている分、身につくことも多いですが、変な癖や勘違いには気づけないこともあるので要注意です。
レッスンを受けて、それを身体に入れるトレーニングをする(復習する)時間がとれるかどうかも考えて選びましょう。
また、楽器の場合初期投資(楽器購入)が出るのが普通なので、そのあたりも覚悟が必要ですね😐

レッスンに通う際の注意点

あくまでvocalとしての技術向上のためであるので、その意図をきちんと先生にお伝えしたうえでレッスンをしてもらえるかの問い合わせを必ずやりましょう。
ピアノはあくまでピアノの技術向上、パーカッションはその技術向上、それぞれの楽器の技術向上のために各先生方が真剣に教えておられます。
自分の意図を理解してもらえる先生にお願いしましょう。
そして、vocalのレッスンの課題が大変すぎて練習できないなど、時間のバランスが取れないようならば、レッスンを続けるのかはきちんと見直す勇気も必要です。

また、レッスンをする先生も人間、受ける側のこちらも人間です。
相性が合いすぎて、飲み友達やお茶友達に発展して「馴れ合い」になってしまわないように注意すること。
楽しくお茶をするのはOKですが、ご自分自身がきちんと切り替え、同じく切り替えができる先生に学びましょう。

バンドのメンバーとアンサンブルできるから楽しい!

バンドのメンバーと音楽の話が通じないってことvocalには実はよくあること(苦笑)。
楽器の勉強をすることでバンドのメンバーの考えてることややろうとしていることがわかるとアンサンブルも楽しくなるかもしれないです。
そこまで到達するにはちょっと大変であるということもあるので、必ず楽器を勉強しろとは言いませんが、役に立つと思います。
また、役に立たせるのは自分次第であることも念頭に入れて勉強を楽しんでくださいね~
あと、習わなくても楽論のことならば、一緒に演奏する人にちょっと質問するくらいならば教えてもらえることがほとんどです。
聞いてみるのも勉強になるし、そのコミュニケーションが良いアンサンブルにつなげる気きっかけを作ることもできるかもしれないです。

どれを選ぶにしても楽しめるものを選びましょう!

だからって写真みたいにパーカッションの歌にツムツム置いて良いということではございませんが🤣必ず楽しくできるものを選びましょう!



最後に、楽器やってる方に言ってみたいこと

「ご自分も、ボイストレーニングと歌を勉強してみればいいのに」

いえ、あの、楽器やってる方が、ヴォーカルの人に楽器を勉強してほしいなら、その逆も通用するかと(笑)
「え~?歌なんか簡単だよ。歌えるし~。」って身体をきちんと使えてない状態で「メロディ歌えるし、歌詞歌えるし簡単~」と思っているならば、本心ではぶっ飛ばしたくなりますよ(笑)。

チャンチャン(^^♪


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