間違った邦題「帰ってきてくれたらうれしいわ」が付いてしまったといわれるスタンダード中のスタンダード。
「君が僕の帰りを家で待っていてくれたらうれしいな」というのが本当の内容です。しかも、「待っていてくれたなら、もう、それは楽園だ!!」と畳みかけている熱~い思いの歌です。

この歌、本当に皆が歌う歌で、しかもジャズスタンダードを学び始めたときに、多くの人が取り上げている曲でもあります。
こういった曲を選ぶと、伴奏のミュージシャンから「またかよ」と思われるかもしれないし(私は何度も文句言われたよ)、他のボーカリストさんも歌うことが多いので比べられたくないと思うかもしれませんが、こういう曲こそレパートリーとして必ず歌えるようにすると良いと思っています。そして周りに引けを取らない歌になるようにと向き合って歌い続けてきた曲の一つです。

ちょっとマニアックなナンバーをやたら並べ立てて自分を大きく見せても意味がないのです。最近でこそちょっと珍しいナンバーを選んで歌うことも増えましたが、超のつくスタンダードとして取り上げられている曲の存在は本当に大きくて、実はその曲の構成や歌詞自体、なんだかマニアックな表現があったりします(シンプルに聞こえるんだけどね・・・特に歌詞がなんか変わってる・・・さすがコール・ポーター。)

このテイクでは、超スタンダードを歌う楽しさと怖さが入り混じって、あっつんさんとのDuoを紡いでいく気持ちで歌いました。
撮影班の川邉さん、またしてもあっつんさんのソロに喜びの悲鳴を上げながら(笑)編集作業をしていたようです(笑)。


・・・・・

You'd Be So Nice To Come Home To


【演奏】
Vocal: 松田あやこ(Ayako Matsuda)
Piano: 桑原晶子(Akiko Kuwahara)

【撮影・編集】
15VISION (https://15vision.jp/
いちがみトモロヲ(https://15scope.jp/
川邉マナブ(https://manaboy.jp/)

【調律】
山下智明

【撮影場所】
Newport (富山県富山市南田町1-6-1)
http://newport-info.jugem.jp/


・・・・・



ミニアルバム "Come Rain or Come Shine" 発売中

Links