「体調の悪い方は無理をせず来場をお控えください」

超自粛モードになる少し最近まで、ライブ告知によく見られた注意書きです。

この注意書き、今の時期は告知するならば絶対に必要です。

ただ、こういうことはコロナウイルス騒動があろうとなかろうと、

当たり前のこと

だと思います。

そして、こんなことを書かなくてはいけないのは、

体調が悪くてもちょっと無理していかなければならないと思っている人がいるということ

どうしてでしょう?

予約したから行かないといけない・・・断れない・・・(????)

上記のような気持ちがあるのかなと思います。

実は、以前に、私のライブに来られた方で、風邪をひいて熱もあるのに
無理して来られた方がいらっしゃいました。
ライブが始まってから無理して来られたんだとわかったのですが、
にもかかわらず、マスクしているとはいえ隣の方と話すし、
その方の体調も含めほかの方にうつすんじゃないかと気が気ではありませんでした。
(セカンドセットでお帰りになられたので良かったのですが)
私は無理して来てくれなんて一度も言ったことはありません。

どうしてそうなったかというと、
その方は、以前にも2回ほど体調不良でライブの予約をドタキャンされていたので
おそらく、「また体調不良でドタキャンすると嘘だと思われる」と思われたのでしょう。

そんなことをいちいち詮索いたしませんので体調の悪いときは遠慮なくキャンセルしてください

といいますか、それはご自分のことを心配していて、人のことを心配しているとは思えないのです。
ちょっと厳しいですが、、、

ライブの主催者、ミュージシャン、ボーカリストの人たちに一体どう思われたいのでしょうか??

というのが、私の疑問です。

体調が悪いのにそれでも来てほしいと思っているのでしたら、
そういう考え方の出演者が人格的に問題でしょう?
ライブに行かないといけないという威圧感が、出演者にもあったのかもしれないなと感じ
見るたびに考えさせられるのです。

だから、
「体調の悪い方は無理せず来場をお控えください」
という注意書き、今は書かないといけないけれど、

体調悪いならライブをキャンセルするのは当たり前なんじゃ~

というのが、私の今の気持ちです。

自分を大切にすることは、他人を大切にすることにもなります。
言うことが重複しますが、

他人に風邪なりをうつすリスクを抱えてライブに来るのは、
他人のことを大切にしてるのではなくて、
自分の心配しかしてないということです


ライブを主宰する側も、威圧感とか無理矢理感が生じないように心しておかなければなりませんが、
おいでになる方も、一定のマナーとして心掛けていただきたいことです。

この先のコロナウイルスの終息はまだまだ見えませんが、
どうぞ皆さんがお元気でこの状況を乗り越えられますように・・・


区切り線2

断らなきゃいけなくなった時は・・・

ここからは、ドタキャンされたときにある方がした神対応のご紹介

こういったことをしてくれという意味ではなくて、
事情が何であれ、急なキャンセルはだれにでもあるので
自分も見習いたいと思った対応のご紹介です。
出演者側の立場の人も、こういった対応を心得ていて損はないかと思います。

ライブ当日、お花を贈る手配をするという神対応に感動

以前、あるお客様がどうしてもライブに来れないことになってしまい、
2,3日前にキャンセルされました。
(キャンセルは少々出ても当たり前と思ってそれほど気にもしていませんでしたが)

それで、ライブ当日になってびっくり
とくに何かの記念をひっさげたライブでもないのに、
当日、会場に大きな花束が!!!

この花束は、明らかにライブチャージよりも高い金額(恐縮)
ここまでされると、キャンセルした人を悪く思うなんてありえないですよね。

キャンセルするなら花束ちょうだいという意味ではありません(笑)!!
でも、この神対応、
かっこいい
と思いました。
相手の気持ちを考えるというのはこういうことなんだと感動と感謝したのを覚えています。

キャンセルすることになった時の対応の一つとして覚えておきたいなと思います。


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